Zaimで家計簿に挫折しかけた私が、マネーフォワードとEvernoteの両刀使いだと理想的な家計簿構築ができた話

マネー・節約

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主婦のみなさん、家計簿ってつけてますか?

私、お金に関しては基本クレジットカードの利用履歴を確認したり、口座の残高管理だけしとけばいいやん!という考えです。極論「意味のわからない引き落としがなく、口座残高の推移も気にならないならそれでいい」という考え。だから私、家計簿とかそういうの時間の無駄に感じてすごい苦手意識あって。

ぶっちゃけ独身貴族時代は普通に生活してたら勝手に貯金が増えていってたし、普段から無駄遣いはしないよう多少心がけておく程度で、わざわざ時間をかけてまで家計簿をつける意味がわからなかった。

そういう主婦に向いていない性格をしていることもあり、結婚して生計を共にするようになったとき、お金の管理方法について揉めました。新婚あるあるでしょうけど。

面倒くさがりで、あれこれお金の使い方を言われるのも嫌だったので、結婚しても夫婦独立したお金の管理がしたかったんです。

共通の口座を作って、そこにお互いが決めた額の生活費を入れてあとはお互い自由!だったり、カテゴリごとに支払い担当を決めて、食費・日用品は私のお金でやりくりする!とかが理想だったのですが。

うちの旦那氏は「家族が必要なお金は全て俺が賄いたい、妻のお金をアテにしたくない」という考えの人なんですよね…

とてもとてーもありがたいお話ですので、ここはありがたくその考えでいかせてもらうことにしたのですけど、そうなると旦那のお金=夫婦のお金になっちゃうからには家計簿をつけざるをえない状況に😓

そして苦手なりにあれこれ自分なりにやってみたものの、なかなか理想の運用が定まらずにモヤモヤ…

旦那にも申し訳ないと思いながらも、子供が生まれたりバタバタしているうちに結婚して2年半が経ってしまいました。

そんな私でも、ようやく理想的な家計簿運用方法に出会うことができました。家計簿をつけることが楽しくて仕方がないぐらいストレスフリーですし、毎日のように記録を眺めてはニヤニヤしています。

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そもそも家計簿をつける目的って何?

家庭で使う様々な買い物を任される主婦をするようになって、こんな私でも家計簿つけているといいなと思えるシーンが増えてきました。

でも旦那が求めている家計簿と、私が求めている家計簿には目的に微妙な相違があることに気づきました。

  • 旦那は、毎月いつどこでどのような支出があったのか見える化できる家計簿を希望
  • 私は、以前買ったものの記録(価格・日付・店)を振り返ることができる家計簿を希望

おつかいを頼んでいる側と、おつかいを任されている側の差ですね。旦那は何にどれだけ使っているのか教えて欲しい(支出額ベース)、私は今後の買い物が賢くできるための材料にしたい(物ベース)。考えてみれば当たり前なんですけど。

そんな折、知ったのがZaim。

レシートを読むだけで、項目ごとにつけられる。時間をかけずにそれが叶うなら、私たちのニーズどちらも叶って最高のアプリだ!と思って、2年ほどZaimでつけてました!この私が頑張ってつけてましたよ!!

でも残念ながら全くもって私たち二人共が求める振り返り材料になる家計簿にはならなかったのです。

これってつけている意味あるのかな…

そう思いながらも引くに引けず、つけるだけつけている状態が続きました。

Zaimの家計簿では満たされなかった理由

Zaimさん、ごめんなさい。先に謝っておきます。

Zaimは悪くないんです。素晴らしいアプリだと思います。あくまで面倒くさがりの私の雑な付け方が悪いし、二人のニーズを叶えようと欲張った結果ゆえのことなんだと思いますが。

Zaimだとなにもかもが中途半端な家計簿になる!!

私の場合、この一言に尽きました。

レシート自動読取機能の家計簿に完璧はない

Zaimの素晴らしいところは、レシートをスマホで読み込むだけで電話番号から店や日時を把握し、項目ごとの価格も入力できることです。

Zaimのレシート読み込み機能はかなり精度が高いので初めこそ感動しましたよ。

最初マネーフォワードMEと比較して、Zaimを選んだ理由はそれです。レシート読み込みに関しては、スキャン精度や入力操作が断然良いと感じたので。

でも使っていくうちに、数々の壁にぶち当たります。

レシートが読みづらいお店が出てくる

コンビニレベルの短いレシートだとかなり正確に入りますが、大きなレシートは苦手。長いやつはもちろん、店によってどうしても読むのが苦手な形式のレシートって出てくるんですよね。たとえば出光のガソリンレシートや、H&M、IKEAのような店のは使い物にならなかったし、毎回手入力してました。

お店のスポット候補が複数存在する

お店は電話番号で割り当てがあるのですが、自分が決めたお店の名前ではなく、Zaimなどが持っているデータベースから割り当てられることになります。複数候補が出てくるお店は毎回同じものを選ばないと、あとあと店の絞り込みが上手くできなくなります。

価格の振り返り材料にするには不十分

レシートの読みは誤字脱字がたくさんあって当たり前の状態。行の抜けも多いし、まとめ割などのイレギュラーな情報の行が入るとおかしなことになる。税込なのか税抜なのかもよく見ないとわからない。

閲覧ではなんとなく把握できても、あとで商品名を検索したい場合は上手くヒットしないと思った方が良いです。1つ1つ確認・修正をかけない限りは価格の振り返り材料にはなりません。

パソコン版がイケテナイ

Zaimはあくまでスマホ用に作られている感じ。パソコン版は二の次に作られている感じで、操作性が良いとは言えません。

資産管理という考えはあまりない

登録している資産(銀行口座など)の各残高は見えるけど、それだけしか見れません。プレミアム会員になると資産の推移が見れるようですがオマケ程度で、あくまで支出の明細を記録する家計簿アプリといった印象です。

現金で支払ったものすべてを記帳しないと支出額が出ない

Zaimは家計簿であり、細かいものでも必ず記帳する前提の考えなので、すべて記帳しないと正確な支出額が出ません。

お財布に入れた額から現在の残高を引いて、定期的に使途不明金をたたき出せばいいのかもしれないけれど、あくまで手動での管理になると思います。(私が使いこなせてないだけかもしれないけど💧)

何気なく再びマネーフォワードMEを使ってみて感動したこと

とにかく本当に全自動!金融機関との連携がすごい!!

マネーフォワードMEの強みは、なんといっても金融機関とのスマートな連携です。レシート読み込み家計簿という考えは二の次で、外部連携に関して徹底的に作り込んでいる印象。対応金融機関も断然多いです。

パソコン版サイトにも「口座」という項目が用意されてあり、ここを見れば資産のすべてがよくわかるし、自動連携で取り込まれた支出(収入)項目のカテゴリ分類も、修正がほとんどいらないほど精度がいいです。

新規取り込みがあるたびに通知が来るので、項目修正がないか確認するだけでOK。

そして登録できるサービス同士がぶつかり合うこともなく作り込まれているのもすごい。例えばアマゾンの注文履歴との連携もありますが、クレジットカード会社のアマゾン請求項目は自動で計上されないようにできているので、支払額が勝手に二重に膨らんでしまうこともないんです。賢すぎて感動します。

現金の支出を完璧に記帳しなくても、支出額に狂いが出ないのが素晴らしすぎる!!

マネーフォワードは常に資産残高から差分で支出を割り出す考え。現金に関しても、基本ATMから引き出した時点で出て行ったものという解釈になります。

しかし「そうなると今月使った額が正確に出ないじゃない。それじゃ家計簿にならないよ!」という心配はご無用。

これは私の家計簿の一部です。10/23に10万円ATMから引き出していますが、10/23以降に手入力で現金支出を記帳したものが、この10万円から引き算されて相殺されていくようにできているんです。

このケースの場合、相殺が残った27,550円が使途不明金として10月分に自動で計上されています。真面目に現金支出を入力すればするほどこのATM引き出し額が0になり、月の支出額の誤差がなくなっていきますが(11月以降に使ってた金額も、10月に計上されてしまう可能性があるということです)、入力しなくても常に根本的な支出額が狂わないところがホントすごい。

これにはマジで大感動✨✨✨

感動しすぎて顎が外れそうになりました😵

我が家では家計簿に旦那の趣味や交際費などで使った額(いわゆる小遣い分)などは細かく記帳しない方針なのでこれで十分。

とにかくわかる範囲で書けばOKという気楽さが、家計簿に対して非常に前向きな気持ちにさせてくれます。

レシートが出ない自動販売機などでチョコチョコ買いした分も、しっかり把握して節約したいと思っている人は都度記帳すればいいだけです。どちらにしてもトータルの支出合計額は狂いません。

またこの方法以外にも、手元の現金残高も常に資産として管理していきたい場合には、財布(現金管理)という機能も用意されています。詳しくはマネーフォワードヘルプページのよくあるご質問 > 現金管理(財布など)を見てみてください。

購入明細メモして活用したいなら、アプリのレシート自動読込よりEvernoteに頼るべし

価格以外にもレシートっていろんな情報が盛りだくさん詰まっていて、保存しているとあとで役に立つことが多いです。

店によって表示方法は様々ですから、あとで購入履歴をたどりたいならレシートを見るのが一番。だからレシート情報こそ、レシートのまま保存しておくべきであることにようやく気づきました。

そこで思い浮かんだのがEvernote。Evernoteは言うほど使いこなせてないものの、かなり前からユーザーで便利に使わせてもらってます。Evernoteのすごいところは、とにかくなんでも自由に詰めこめるところ。頭では覚えられない情報はとりあえずココに詰め込んでいます。

レシートスキャン→Evernote保存はスマホだけで超簡単にできる!

追記(2018.3.1)
こちらの作業、現在はScanSnap iX100っていうスキャナを使って行ってます。比較にならないほどスピードもスキャン精度も上がりました!!
https://poteko.net/scansnap/

Evernote Scannabbleというアプリをご存知でしょうか。

これすごい。ほんとすごいんですよ。これさえあればスキャナいらずです!!

まずはぜひ↓こちらのEvernote公式動画を見てみてください。

レシートなどの紙にスマホをかざすだけでカシャっと撮れて、読みやすく写真の加工&切り抜きまでしてくれ、ボタンひとつで指定のEvernoteノートブックへ保存できます。

背景の暗いところに置いて撮影するのが、きれいにスキャンするポイントです。コストコの長いレシートでも、一応長いまま読み込めますよ。(ちょっと文字がぼけるので、長すぎる場合は1/3ぐらいに折ったものも3分割でスキャンしてますが)

どれぐらい綺麗にスキャンできるかというと…

こんな感じです。ちょっと湾曲などは見られますが、閲覧には十分じゃないでしょうか。

百聞は一見に如かず。無料アプリなので、まずは是非使ってみてほしいです。

私のEvernoteを恥を忍んで晒してみる

整理上手でもないし、雑な性格なのですっごい恥ずかしいですが、私が記録しているレシートのノートブックを晒してみるとこんな感じです。

ノート名のルールは【日付8桁】+【クレジットカード支払いは★、Edy支払いは☆】+【店名】+【値段】です。ソートしやすく、タイトルだけでどのレシートなのか判別しやすく、だけを意識してルール付けました。

あとはざっくりカテゴリ分け。マネーフォワードの入力履歴から日付と店は辿れるので、ざっくり分けでも探せなくなることはないでしょう。

病院の領収書や、ガスや水道などの領収書もここに保存してます。これらの領収書って特殊な形式ですから。こういう管理、Zaimなどでは無理です。

Evernoteは画像内の文字検索機能も優れている

たとえば「白ねぎ」と検索をかけてみると、このようにレシート内の画像文字もヒットしました。OCR機能に関しては、さすがEvernote様!とにかく精度が良く、商品名を狙い撃ちした検索もEvernoteのほうが断然探しやすいし絞り込みやすいですよ。

私の家計簿記帳ステップはたったこれだけ

①マネーフォワードの自動連携で読み込まれたものは、仕訳に間違いがないか確認する

マネーフォワードは自動で取り込まれたあと勝手にカテゴリが振り分けられてしまうので、それだけは間違いないかどうか通知が来るごとに早めに確認。スマホでも簡単にできます。

②時間のあるときに、手元にあるレシートをまとめてEvernoteに保存→破棄

ルールに従ってタイトル付けをしながら、Evernoteの「101-★レシート未記帳」ノートブックに、iPhoneでレシート画像をざくざく放り込んでいきます。慣れれば1枚1分もかかりません。

Evernoteに保存が確認できたら、この時点でレシート破棄します。(当たり前ですが医療費控除対象の領収書など、保存が必要なもの以外)

③マネーフォワードに正しく記帳されていることを確認後、「101-★レシート未記帳」から店ごとのカテゴリへ移動させる

パソコンを開いている都合の良いタイミングで、Evernoteに保存したレシートとマネーフォワード記帳との照らし合わせをします。

クレジットカード支払いなど自動連携機能を使って記帳されるものは記帳までタイムラグがありますので、取り込みが済んでいると確認できたものだけ「101-★レシート未記帳」から店カテゴリへ移動させていきます。

現金支出はもちろん待っていても記帳されないので、手入力したあとにカテゴリ移動させます。

やることはたったこれだけ!

たったこれだけなのに常に支出額に狂いがなく、購入明細を振り返ることができる家計簿が完了!!!

めっちゃ簡単なのに旦那のニーズも私のニーズも満たし、出て行ったお金を全て管理できている気持ち良さといったら…もう言葉にできません。

特に②③は、気が向いたときにまとめてすれば大丈夫ですし、Zaimで運用していたときに比べて短時間で済む上、正確に振り返りができています。

ひとつ難点をあげるなら・・・

この家計簿運用の難点をあげるなら、基本的にお店(レシート)単位の記帳になるというところです。

例えばスーパーで食料品と一緒にシャンプーを買ってしまった場合、シャンプーの代金も含めて「食料品」のカテゴリに入れることになってしまうことになります。そういうものだけ手入力したり、レシート読み込みすれば回避して正確な運用もできなくないと思いますが…そのへんが許せるかどうかですね。

袋分けのように支出の「カテゴリ」を正確に把握したいということであればレシート読み込みが得意なZaim、資産から出て行った「額」をしっかり管理したい方にはマネーフォワードをオススメします。

ちなみにAmazon楽天市場LOHACOなどのショッピングモールは購入履歴との連携ができるので、レシート読み込みのように項目(商品)別に取り込めますよ!これがまたすごい便利で、レシート読み込みのように誤字や抜けがないし、マネーフォワード使ってからますますネットショッピング好きに拍車がかかりました😅

私はあまりにマネーフォワードが気に入ったので、迷わず有料のプレミアム会員にも登録しましたよ。無料会員じゃなくても運用できますけど、振り返りを大切にしたい私としてはきちんと保存しておきたいデータだし、ずっと快適になるので、月額500円はそれに見合う投資だと思って満足しています。

マネーフォワードとEvernoteのおかげで、やっと家計を任されている主婦であることに自信が持ててきました。笑

これからもズボラ主婦の味方でいてくれること、期待しています。

おっとその前に、月○万も使ってしまっている食費を何とかしないと💦💦

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