2人目を出産して早40日が経過。ブログを書きたくて仕方なかったのですが、気づけば更新が1ヶ月も滞ってしまいました。
おかげで2人育児って思ったほど大変じゃなかったけど、やはり時間はない。これが今の感想…
いろいろ書きたいことはあるけれど、今日は前回の記事で書くと宣言した「私が掴んだお産のコツ」をテーマに書いてみます。
出産が楽だった人は、体質の差なのか、技術の差なのか。
私は1人目の時、出産を甘くみていました。
たまごクラブの特集などでお産の流れや経験談は一通りみていたものの、まあ人類みな昔からやってきたことだし、助産師さんもいるんだから、病院さえ行けばなんとかなるわと思ってました。
ところが実際は、想像をはるかに超える壮絶な体験でした。
(詳しい1人目出産レポはこちらの記事の最後に…)
痛いのは覚悟していたけど、こんなに状況が変わらない痛みが続くなんて聞いてない。というか、いつ終わるのこれ?先生、私の体型ならビッグベビーでもいけるっていったやん!こんなに辛いなら教えてくれよって。
1人目の出産で軽くトラウマを抱えていたから、2人目の出産が近づくにつれて出産へのカウントダウンに怯える日々でした。
🔍「出産 怖い」
🔍「1人目難産 2人目」
🔍「出産 痛み 和らげる」
🔍「安産 方法」
暇さえあれば、こんなキーワードばかりで検索!検索!!(臨月は夜中によく目がさめるので、そんなときよく見てました)
なかなか生まれなかったということもあり、気休めがてら本も読みました。
でも色々な角度から「出産が楽になる方法」を見ていくうちに、共通点を見つけたんです。
MINMIの痛くない奇跡の出産法はうわべの理解だけでは難しい(と思う)
MINMIの出産法とやらは、1人目の出産の時から知っていました。
↓この動画も1人目出産前に見てました。
この動画を見て素直に感動。そして出産中、実践してみたんです。
赤ちゃんの目線に立って、ママがナビゲート役に回るというイメージをしてみました。
「上手上手、大丈夫やで!出ておいで!!ママは大丈夫よ〜♡」
こんな状況でできるかい!ってのが正直な感想だった。最後に出てくる産婦さんのように穏やかに出産なんて無理無理!無理!!
大丈夫やで、出ておいでーって何度も声はかけてみました。でも声かけをしたところで何も変わらなかった。
時間が経っても経ってもまったく降りてこない。痛くない出産方法があると聞いていたのに騙された。早く終わってくれー…正直にそんな気持ちを抱きました。
先の見えないお産に気力もなくなり、心穏やかに出産なんて微塵もできませんでした。
だから産後、こういうのって所詮難産体質の者には何の効果もないし、綺麗事にすぎないなって思ってました。
でも2人目の出産前に同じようなことを検索すると、やはり出てくるのはMINMIの出産法。
口コミを見ていると、MINMIの出産法を知って出産が楽になった成功者はたくさんいるのです。ではなぜ私は出産が楽にならなかったのか、気になったので考察してみることにしました。
MINMIの出産本のレビューを読んでみると、「最後の性的な表現で引いた」などの感想が多いんですよね。そんな内容、あの動画には全然含まれていないし。本を読んでなかったので、どういう話なんだろうって気になって調べてみたんです。
簡単にまとめると(本の中ではもっと詩的な言い方です)
- 行為をするときは、相手を受け入れるようにリラックスした状態でないと痛いものだ
- 出産もそれと同じ
- 出産は本来、今まで知っている最高の経験以上の快感が得られるものである
- 愛する人を包んであげるようにすると気持ちよくなるようにできている
賛否両論のようですが、私はものすごくこれで合点しました。ここ理解してないと、MINMIの出産法はただスピリチュアルなものだけに終わってしまう気がする。もっと本能的な話じゃないのかなあって思いました。
出産=最高のエクスタシーと言える人は他にもいる
今回調べ物をした中で、もっとも衝撃と影響を受けたブログが、11人も出産経験のある助産師HISAKOさんのブログです。
最初この記事を目にした時は???って感じだったですが、まさにMINMIの出産法について医学的な目線で綴られています。
なかなかたまごクラブなどでは語られることのないお話です。とてもわかりやすい記事なのでぜひとも全文読んで欲しいのですが、以下少し引用させていただきます。
お産の時には、
性ホルモンと呼ばれる数種類のホルモンが分泌されます。
これらは性的な行動に共通して見られます。女性がSEXで
オーガズムを感じているとき、
脳内には性ホルモンが放出されています。だけどお産のときの
分泌量は、SEXのときの比ではなく
その何倍にもなるんですって!その性ホルモンの自然な分泌が
お産を「気持ちいい!!」と感じさせる
鍵になっていると言われています。お産の最終段階の脳内では
エンドルフィン、オキシトシン
というホルモンが爆発的に放出されます。エンドルフィンは、麻薬効果があり
モルヒネ様物質とも言われます。
感情を高揚させ、理性を抑え、
鎮痛作用を発揮します。
このエンドルフィンの作用によって
「気持ちのいい」を通り越して
「この世のものとは思えない快感」の
感覚をも味わうことが可能だということが
わかります。ただ、相手(陣痛)を心から受け入れる体制が
整っていないときは
本能が呼び起こされません。
受け入れ体制が整っていてこそ、
性ホルモンは放出されるので
例えば、精神的にも肉体的にも
リラックスできていないときに惰性でSEXしても
あまり気持ちよくはなれず、
それどころか、苦痛に感じたりしますよね。お産もそれと同じ。
女性が本能のまま陣痛を受け入れ、
肉体的にも精神的にもストレスのない条件が整えば、
本能が発揮されて、苦痛と言われる出産が
正反対の快感へと繋がっていくのだと思います。そして、
そんな快感の中で生まれてくる赤ちゃんも、
リラックスして、
とても幸せな状態で産まれてきます。
そうか、リラックスすると鎮痛ホルモンが出るから、出産が痛くないなんてことがあり得るんだ。なるほどなぁーって思いました。
私にも出産を楽にする機能が本来備わっているのなら、快感までは感じることができなくても、お産をもっと幸せなものにしたい!私もエンドルフィンを出してみたい!!
って、これを読んで思ったんです。
他にも興味深い記事ばかりなので、ぜひHISAKOさんのブログ読んでみてください。出産レポもすごく衝撃的で、出産に対するイメージが変わりました。
ソフロロジー出産も結局本質は同じみたい
ソフロロジー出産について詳しくは知らないのですが、専用の音楽をかけ、息をふぅーっとゆっくり吐き、できるだけ力を抜いてリラックスした状態で挑む出産方法だと認識しています。
母体をリラックスさせるための方法がカタチになっただけで、結局本質は同じなんだと思います。
私はこの通り理屈がわかってないとダメなタイプなので、ソフロロジーの習得だけではうまくいかなかったと思います。
出産をスムーズに良い思い出として終えるには、どんな方法でもいいからリラックスすることがとにかく大事!そんなことありえるの?と疑ってるうちはダメなんだと思います。
スムーズな安産になる出産のコツまとめ
以下、私の調査した出産のコツをまとめます。
- リラックスして挑めば、痛みを軽減できるホルモンが出るという本能を信じきること
- リラックス方法は息をフゥーーーーーっと長く吐くのが有効(このソフロロジー法は、どの助産師さんも大変有効だと言います)
- その他なんでも自分が出産時にリラックスできる方法があるなら利用する(アロマとか)
- おりてくる赤ちゃんを、愛する人とのSEXの時のように愛おしく受け入れて、導く感覚を忘れない
- とにかく出産を恐れていてはダメ!
- 他力本願ではなく、自分が産むんだと自覚する
- 陣痛の痛みは赤ちゃんに会えるのが近づいている喜びと変換する
- 「リラックスすれば痛くなくなる」と自分を騙したもん勝ち
実際これらのコツをふまえて2人目出産に挑んでみた感想
やっぱり痛かったですよ…
2人目出産レベルでは、これが快楽だなんて到底思えませんでした。
でもかなり楽でスムーズに出産できました。
陣痛の波が来た時はフゥーーーーーーっと長く息を吐いて、旦那の手の温もりを感じながら赤ちゃんを受け入れるようにできるだけリラックスさせることに集中すると、痛みがフッと和らぎ、本当にスムーズにおりてきてくれました。
そして何よりすごく幸せを感じました。
快楽とは言えないけれど、女の幸せの絶頂にはたどり着いた気がします。産んだ直後に、また産みたい!って思いましたもん。この私がそんな風に思うことがあるなんて…自分でも信じられません。
これまで辛い妊娠出産を担う女は損だと思っていたけれど、この喜びを経験できる女に生まれて良かったと今は思っています。
出産で快楽を得るってところに重点が置かれると変な誤解を生むけれど、幸せなお産になるというところに注目していただきたい。本能で挑めば、きっと痛みが少なく幸せに満ち溢れた出産経験になりますよ。
もちろんどれだけ前向きに出産に挑んでも、帝王切開など医療の力を借りて守らなければならない時もあります。それはまた違う意味で立派な出産です。
妊娠出産とは登山のようなものだと思う
もうね、、、2人目出産してから幸せホルモン出すぎてしまってる感じで、異常なほど3人目が欲しくてたまらなくなってしまっています。
生まれた赤ん坊も、ただただかわいくてかわいくて仕方ありません。上の子をかわいいと思う気持ちも倍増した気がします。これが最後の出産・子育てになるなんて絶対嫌だー!って、産後はそんなことばっかり思ってます。
つわりの辛さも、妊娠中のマイナートラブルの辛さも、出産の痛みも、嘘みたいにぜーんぶ忘れました。1人目の時は、ねちっこくそれらの辛さが消えずにいて、2人目にも後ろ向きだったというのに…
とにかく「またお産がしたい!」「またあの幸せな経験がしたい!!」という思いが1ヶ月たった今も消えないのです。
3人目なんて全く家族計画になかったのに、どうしてくれましょう!!!
出産は登山のようなものだなと思いました。頂上に達した時の幸せがしんどさを上回るとハマりますね。
1人目出産後、何人も産んでいるママさんって本当すごいなって思ってたけど、今は気持ちがちょっとわかるんです。産めば産むほど上手になるし、面白くなるもんじゃないかと思います。
育児スキルも確実にあがってて、これから余裕を持って子育ても楽しめそうなのに。入社2年目で仕事が楽しくなった頃、旦那の転勤によって泣く泣く退社するような気持ちです。。。
良い産院選びが、また妊娠したいと言う気持ちをさらに高めてくれている
妊娠9ヶ月になって急遽転院することとなったのですが、本当に転院してよかったと思っています。この産院のおかげで、妊娠・出産の喜びを確実に数倍高めてくれました。
だって産院に行くのがとにかく楽しかった。妊婦って辛いとしか思ってなかったのに「妊婦生活って楽しい!」って思わせてくれました。
1人目で通院していた病院、里帰り出産した病院、2人目で通院していた病院とこれまで3つの産院経験がありましたが、楽しいとまで思わせてもらえた病院は初めてでした。通院期間から入院期間まで本当に何不自由なく過ごさせてもらいましたし、妊娠・出産ってすごーく幸せなことなんだって思わせてくれました。妊娠9ヶ月からのわずかな通院期間だったため、もう一度妊娠したいと思う理由のひとつになっています。
妊娠中は上の子を診察の時に預けられる託児所やマタニティヨガ教室、出産入院中も旦那の付き添い入院や子連れ入院にも対応してもらえ、一生の思い出になるエコー動画・出産シーン動画のプレゼントなど細かいところまで妊産婦想いの設備や制度があったんです。
先生や助産師さんたちも明るく気さくで赤ちゃんが大好きなんだなって思う方々ばかりで、出産後すぐにへその緒が繋がったままの赤ちゃんと一緒に、私のカメラで家族写真を撮ってくれたのはまさかの院長先生でした。これがまたすごくいい写真で…心のこもった提案に、ただただ感謝です。娘の時も撮ってあげたかったです。
もちろん腕にも定評がありました。妊婦健診のエコーも丁寧で、へその緒が1回巻いていることや、髪の毛がけっこう生えていることなども教えてくれたし、生まれた我が子はエコー通りのお顔でびっくりでした。とにかく評判の良さは通ってよくわかりました。
また会陰切開をしない方針だったのも良かったです。助産師外来で会陰マッサージを教えてもらったり、出産中も会陰をうまく広げてくださり、ビッグベビーにもかかわらず少し裂けただけで済んだので、外傷も少なくて産後の体が信じられないぐらい楽でした。
1人目の時は当たり前のように会陰切開され、1年ぐらいなんとなく攣っているような感覚があったのですが、体の復帰が早かったのも「まだいける!」の要因になってますね。確実に。
ああ、本当に1人目の時から通いたかった…
良い産婦人科を増やすことは、少子化対策になると思います。いやマジで。
最後に出産前に読んだ本の紹介
ちょっとスピリチュアル色(というか引き寄せの法則系?)が強くて、読んでいてしんどいなと思ったことは否めませんが、これを読んで本当にお産が楽しいという人もいるんだって信じられるようになりました。私も幸せなお産がしたい!と、信じられたことは大きな一歩だったと思います。
読んでいてとにかくほっこりします。出産って昔から普通にしてきたことなんだし、ほんまに大丈夫なんやなって思えました。怖がる気持ちが落ち着きました。
どちらも出産に対して負のイメージを持ってしまっている方、出産がトラウマで2人目出産が怖い方など、出産前に気持ちのモチベーションを上げたい方へおすすめです!