子供が生まれるまで、抱っこ紐やベビーカーはどんなシーンで必要なのか、どれほど使う物なのか、いまいち想像がつかなかったんです。
1年子育てしてみて、ベビーカーって絶対必要ではないけれど、あるとめちゃくちゃ便利な代物であることがわかりました。私にとっては最も欠かせないベビーグッズと言っても過言ではありません。それゆえ、只今買い替え検討中です。
ではどんなシーンで重宝するものなのか、シーン別にまとめてみました。
抱っこ紐 vs ベビーカー!得意・不得意シーン早見表
子乗せ自転車も含めて、シーン別の得意不得意を比較表にしてみました。
抱っこ紐 | ベビーカー | 子乗せ自転車 | |
---|---|---|---|
建物内 |
◎ お部屋の中でも制限なしで、どこでも使えるのは大変魅力的 |
○ ベビーカー入場を断られる施設はほとんどなし |
× 駐輪場から抱っこ紐やカートに乗せ替える必要あり |
長時間の移動 |
× 言わずもがな肩・腰に負担が来ます。赤ちゃんもずっと同じ体勢で固定されているのは、なんとなく苦しそう。 |
◎ 荷物も乗せられて、子供を他の乗り物に乗せ替えるシーンもないので負担ゼロ!ベビーの負担も少なく、うちの子はいつも超ご機嫌! |
△ ある程度距離があっても短時間で到着でき、移動自体は楽チンだけど、長時間乗る物ではない… |
階段等の段差 |
◎ エレベーターを使わなくていいというのは、想像以上に楽チンで時短にもなります! |
× 階段はベビーカーごと持ち上げれば可能と言えば可能(でも危ないので非推奨です) |
× 数センチの段差なら問題ないけれど、階段等になると当然ながら絶対に無理! |
暑い日 |
× 夏の炎天下における抱っこ紐での移動は、運動量が上がる分、ママの汗も倍増するので、お互い汗だくで熱中症になるんじゃないかとヒヤヒヤします。夏、最も避けたいのが抱っこ紐。 |
◎ 紫外線をカットする大きな幌があって、ハイシートや通気性に優れた構造のベビーカーであれば、最も猛暑の負担を和らげてあげられるはず。ベビーカーの暑さ対策グッズも豊富に展開されています。 |
△ 風は気持ちいいけれど、炎天下の自転車移動は母子ともに負担になるのでなるべくしたくないですよね… |
雨の日 |
○ 傘をさせばなんてことない話です。ただ荷物が増えることになるのが辛い… |
△ レインカバーがあれば問題ないようですが、うちは雨が降る時はベビーカーを使わないようにしているのでレインカバー自体持ってないです。色々面倒くさそう…(なイメージ) |
△ チャイルドシート用のレインカバーつけて乗ってるのをよく見かけますが、雨の日の自転車は滑りやすく危険なのでなるべく避けたいものです。 |
ママのトイレ |
△ 抱っこ紐ONLYのお出かけで最も焦ったのが自分のトイレ。腰が据わるまでベビーキープも使えません。いざとなれば抱っこしながらでも排泄できました…が💦 |
○ ベビーカーごと個室に入らせてもらえたらなんてことなし!最近は身体障害者用のトイレじゃなくとも広めの個室があるトイレが多くてありがたいです。 |
○ 自転車に乗れるということはしっかり腰が据わっているはずなので、ベビーキープのあるトイレで対応可。さらに立っちもできるようになってると楽。 |
おむつ替え |
× オムツ替えのできるベビールームかトイレを見つけないと、オムツ替え出来ません。うんちされた時は抱っこ紐まで漏れることもあり最悪です。成長とともに、抱っこ紐内でうんちをすることはなくなりましたが… |
△ 体が小さいうちはA型ベビーカーの上でも可能です。極力オムツ替えベットを探して替えていたけれど、人目のつかないところであれば、どこでも替えられる安心感は新米ママにはありがたかった! |
× 自転車に乗れるころには、オムツ替えも頻回じゃなくて済むので、よっぽどじゃない限り家に帰るまで替えません。うちの子は生後6ヶ月ぐらいから外出先ででは絶対うんちしなくなったし。 |
荷物が多い時 |
× 抱っこ紐で一番辛いのが荷物。すべて自分で背負わなければならない重圧との闘い。 |
◎ ベビーカーに乗る限り何も持たなくていいのでストレスフリー!ただしベビーカーを折り畳む必要性が出て来ると、ベビーカー自体が大荷物になることも… |
◎ ベビーカー同様、楽に荷物も運べるのだけど、駐輪場から施設までは抱っこ紐で頑張らなくてはならないのが、ちょっとつらい… |
気軽さ |
◎ 自分が頑張れば何とかなることばかりで周りを気にせずに済むので、気分的にはすごく楽! |
○
段差が多い場所や、折り畳まなくては行けない可能性のある場所に行くのは面倒だけど、普段の買い物レベルなら最も楽! |
△ ベビーカー(=徒歩)だとちょっと遠い距離へは、やっぱり自転車が楽!子供を乗せてヘルメット付けたり、用意はそこそこ大変。 |
飲食店 |
△ 抱っこしたまま食べさせることも一応可能だけど非現実的。お店のベビーチェアを使える月齢なら全く問題なし! |
○ ベビーカーに座らせたまま食べさせることも可能。まだミルクだけの時も、横で寝かせておけるので一番ママもゆっくり飲食できます!当然ながら狭い飲食店はベビーカー入場自体無理です。 |
○ 自転車に乗れるころには、ベビーチェアが使えるので、まあ問題ないでしょう。 |
電車やバス |
◎ 電車やバスを利用しなければならない時は、覚悟を決めて抱っこ紐で移動するのが安心。 |
△ 日時と路線を選べば全く問題ない時も多い。混雑時は冷たい目で見られる(確かに邪魔だと思う) |
ー |
車 |
◎ 困ることはまずない!面倒だけどちゃんとチャイルドシートへ乗せましょう。 |
○ 車とベビーカーの車種によってはトランクに乗らないこともある。乗せ降ろしがやや手間だけど、車とベビーカーの相性は抜群!トラベルシステムなら、さらに楽!! |
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抱っこ紐移動のまとめ
抱っこ紐移動のメリット・デメリット
- 抱っこ紐はどんなシーンでも万能に使える
- ただし荷物が多いとき、暑い日、長時間のお出かけはすごく辛い
- オムツ替えができる施設じゃないと、替える場所が作れません
- 腰が据わるまでは自分のトイレにも行きづらい(抱っこしたままでも一応排泄可能)
赤ちゃんも荷物も全部自分で持つことになるので、とにかく体への負担が多いのが抱っこ紐。子供だけでも重いので、荷物は極力減らさざるを得ません。
さらに暑い日の抱っこ紐使用は、赤ちゃんもママも汗だくになり最悪。そのうえ荷物が多いとなると、抱っこ紐移動は無理に等しいです。
いまどき街中でエレベーターがなくて困ったことはほぼないけど、たまにどうしようもなくて困ることもあります。だから慣れない場所へのおでかけは、出来る限り抱っこ紐が無難です。
こんな時は迷わず抱っこ紐でお出かけ
- 混雑した電車やバスに乗る可能性があるとき
- 狭いお店や、人気のスポットなどに行くとき
- 急いでいるとき
- 雨が降っているとき
- 短時間のお出かけ
- 階段等の段差がある場所(エレベーターがない場所)に行くとき
- お店のベビーカートを利用したいとき(カートの方が安心して買い物中の荷物をたくさん載せられますが、帰りのことを忘れずに…)
色んな意味で小回りが利くのが抱っこ紐の最も素敵なところ。抱っこ紐でも負担なく移動できる荷物量、移動時間、気温と思えたなら、迷わず抱っこ紐です。
最近のベビーカートはまだ首も座っていない生後数ヶ月の赤ちゃんでも一応乗せられますが、お店によってはとても汚いし、硬いのであまり座り心地はよくなさそうに見えます。きちんとおすわりできるようになるまで、できるだけおくるみなどを敷いて座らせてました。
ベビーカー移動のまとめ
ベビーカー移動のメリット・デメリット
- ドアtoドアで、赤ちゃんをずっと乗せたまま移動ができる
- 荷物も載せられる
- 最もママ・赤ちゃんとも負担なく移動ができる
- ベビーカー入店のできるお店なら、まだ腰の据わらない赤ちゃんと一緒にゆっくり外食することもできる
- 混雑した車内や、狭いお店などでは邪魔になる
- やむを得ず畳んで移動しなければならないことになると、ベビーカーは大きな荷物でしかなくなり地獄です
- 雨の日はレインカバーが必要、ママは傘をさしながらベビーカーを押すことになります
ベビーカーのお出かけは本当に楽です。ゆっくりお出かけを楽しむなら、ベビーカーは必要不可欠な存在です。
ただどうしても今の日本はベビーカーを利用しづらいシーンや場所も多いので、もっともっとベビーカーでお出かけしやすい日本になってほしいなぁと切に願います。
こんな時は迷わずベビーカーでお出かけ
- 移動中に折り畳む可能性はないと判断したとき
- ベビーカーを利用しても、人様のご迷惑にならないだろうと判断したとき
- 移動経路の段差すべてにスロープやエレベーターがある(つまりバリアフリー設計)と確信しているとき
- 長時間のお出かけになるとき
- 時間に余裕があるとき
- 雨が降っていても自信を持って走行できるとき(レインカバーはもちろん、片手で運転できるベビーカーじゃないと厳しいです)
ベビーカーが苦手なのは人混みと段差だけ。
ベビーカー移動はとにかく楽なので、折り畳む可能性がなく、狭い場所や混雑した場所へ行くことがないなら、ベビーカーを選ばない理由はないです。
折り畳む必要性が出てこない限り、ベビーカーって神✨です。
買い物かごの置き場さえクリアすれば、スーパーへの買い物もベビーカーが楽チン
夏のスーパーへの買い出しはベビーカーに限ります。春生まれだったので、ねんね期からフルフラットで使えるAB型ベビーカー買っておいて良かったと思いました。スーパーへ買い物に行かないわけにはいかないし…
買い物かごを引っ掛けられるようにしておけば、お買い物カートのように使えます。私は100均のフックで何とかなっています。子供が10kgぐらいまで重くなれば、ほとんどウィリーすることもなく、私が使っているアップリカ・フライルでもなんとか頑張ってくれてます。
カートとベビーカーはあまり大きさ変わらないので、カートを利用している人が多いスーパーであれば店内でも邪魔ではないと思いますよ。
フライルのように持ち手が左右に分かれていないベビーカーなら、買い物かごを持ちながら片手でベビーカーを押して買い物することも可能です。私も娘が小さいうちはそうしてました。
帰りは保冷バッグに詰め、フックにかけて帰ってます。気を抜くと簡単にウィリーするので注意。こういうところが嫌でベビーカー買い替え検討中😑
余談ですが、買い物に使ってる保冷バッグは↑これです。特別ネコ好きなわけじゃないけど、大きさが電動ママチャリのリアバスケットにもちょうど良かったので🐱💦
こういうのひとつあると子連れで食材の買い出しに行くとき便利。
子乗せ自転車移動のまとめ
- ベビーカーと車の中間的存在
- 徒歩では距離があるなぁって時に一瞬で行けて最高!
- 公共交通機関を使わないので子連れお出かけにはぴったり
- ママの産後ダイエットにもなるw
- 当然ながら建物内までは行けないので、抱っこ紐等に乗せ替えが必要
- 買い物後に駐輪場まで子供と荷物両方を運ばなければならないのが、短距離とは言えちょっと辛い(しっかり歩けるようになってたら問題ないのだけど)
- 1歳ぐらいまで乗せられないのが辛い
公共交通機関を使った子連れのお出かけは何かと大変なことが多いので、自転車で行ける範囲は自転車で行ってしまうのが一番楽です。普段クルマに乗らないママは特に、自転車に乗れる月齢になったら(1歳頃)早めに買うことをオススメします。
乗せ降ろしなどがちょっと面倒くさくて、近いところならベビーカーを選んじゃうことが多いけれど、ベビーカーより移動時間の短縮になるし、子供も自転車乗せると喜びますよ!いろんな公園巡りも楽しいです。
ママチャリは、やっぱり電動自転車がオススメです。
くれぐれも抱っこ紐で抱っこしたまま、おんぶしたまま走行しないように…何かあったときに赤ちゃんが非常に危険ですので!!!
ちょっと距離が遠いところへ行くために乗りたい気持ちはすごくわかるけれど、実際痛ましい事故が起きたばかりですし、気を抜かずにいきましょう…
折り畳む覚悟で軽量バギーを使うのも手
腰が据わっている月齢(生後7ヶ月頃〜が目安)なら、コンパクトに折り畳めて持ち運びやすいB型ベビーカーを使うのも手です。
座らせたままでも邪魔になりにくいし、小回りが利くので狭い場所でも走行しやすいです。「部分的な利用でもベビーカーある方が絶対いい!」って時に。
もちろん普段使いにも便利。私は田舎に住んでいるので公共交通機関を使う時ぐらいですが、都会に住んでいる方だと小回り効くもののほうが使いやすくて軽量バギーばかり選んでしまうということもあるみたいです。
自転車に積むこともできるというレビューも見かけました。自転車移動って最終的に抱っこ紐に頼るしかないのが辛いと思ってたから、これは革命だ!!
妊婦だし、子連れ電車移動が必要になったときのために、私も買おうかなぁ…
セカンドベビーカーにおすすめの軽量バギー
超軽量2.85kg!クールキッズバギー
↑こちらのバギーは折り畳んでの移動がある覚悟でベビーカーを利用する時にとてもオススメ。わずか2.85kgの超軽量で、肩掛けできるストラップもついています。何より超安いし、歩き出した頃の子のために補助的に使うなら最高のベビーカーだと思う。
カトージ/かるいdeちゅ
このような簡易バギーの中で、単純に見た目が1番好きです。
重量は3.9kgあるけれけど、パラソル型になるのでスマートに持ち運べます。幌も大きめで、サスペンションがついていて、自立するのも高ポイント。生後36ヶ月=3歳まで長く使えるのも安心ですね。
私が軽量バギーを買い足すなら、このかるいdeちゅが最有力候補です。購入したら肩掛けストラップになるものをどこかで見つけて取り付けようと企み中。
hugme(ハグミー)/メッシュバギー
なにこれ。めっちゃかわいい!!!
同じくカトージから販売されているhugmeですが、こんな軽量バギーバージョンもあるとは知りませんでした。背面メッシュだけど、完全冬仕様になるフットマフも、レインカバーもついて、この価格はすごすぎます!!
今セールになっていてホント激安だし、デザインもこっちのほうが好きだし、こっちが最有力候補に訂正!笑
アップリカ/マジカルエアー AD
軽量バギーと呼ぶには申し訳ないぐらい立派なベビーカー。
この機能で、3.0kgは本当にスゴイ!!!
アカチャンホンポで実際に持ってみて、その軽さには驚きました。クールキッズバギーとほぼ同じ重量なんて、一体どうなってるの?と疑いたくなるぐらい。
仕様としてほぼ同じながら、下かごも大きいし、フライル買うより絶対いいと思う。折り畳んだ姿がパラソル型でなくともいいのであれば、すごく使えるB型ベビーカーだと思います。移動中にあまり折り畳まない想定の人向けですね。
7ヶ月まで抱っこ紐で頑張って、これを買うのは非常に賢い選択だと思います。都会の人なら、このベビーカーだけで全然やっていけると思います。
結局しっかりした本命ベビーカーと、コンパクトなセカンドベビーカーの2台持ちは、とても賢い選択だと思う
ベビーカー買い替え検討中の記事でも書いたのですが、私が選んだフライルのようなABベビーカーは、良く言えば万能、悪く言えば中途半端なんです。外を歩くには頼りない走行性だし、いざ折り畳んだときもけっこう邪魔なんですよね。
コンパクトに折り畳めて持ち運びも楽なセカンドベビーカーとの2台持ちでシーン別に使い分けるほうが結局賢い選択なんだなと…今は切に思います😞
もちろん1台で済むならそれに越したことはないのですが、ヘビーにベビーカーを使うと感じられるなら、初めから2台持ちの想定で買うことをお勧めします。クールキッズバギーのようなものなら5,000円ぐらいで安く手に入るので!
たまにしか恩恵を受けない軽量さで普段の走行性を犠牲にするのは、本当もったいないですよ。