ナチュラルクリーニングが流行し、オキシクリーン、パストリーゼ、セスキ炭酸ソーダ…などはデキる奥様の証みたいな風潮になってますが、みなさまもお使いですか?
実はうちの夫ぽておさんは洗剤開発のお仕事をしているので、そのへん詳しい人なんです。
でも我が家では「オキシクリーン」も「パストリーゼ」も「セスキ炭酸ソーダ」も買いません!
ブロガー喫茶の運営でお掃除の話になって、そのあたりの知識を話したらすごく反応がよくて私びっくりしました。
今まで「お掃除ネタなんてどこにでもあるから、別に私が書かなくてもいいよね…」って思ってたので。
聞かれたことに対して自分の考えを伝えているうちにただの自分語りになってしまったので、とりあえず自分の洗剤スタンスは自分のブログに書くべきじゃ…?となっておひるねブログへ帰ってきました。笑
参考になるかわからないですが、ひとまず我が家の洗剤事情についてお話してみますね!
我が家が常備している必要最低限の洗剤・漂白剤
菌・着色汚れ | 油・皮脂汚れ | 水垢汚れ |
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台所用洗剤、洗濯洗剤、お風呂用洗剤、トイレ用洗剤は別に買っていますが(ミニマリストではないし、ナチュラルクリーニングかどうかなども全くこだわってない)、いろんなシーンで使える基本セットは上の6点です。
「塩素系漂白剤」「酸素系漂白剤」の使い分け
次亜塩素酸ナトリウムが主成分のものを「塩素系漂白剤」、過炭酸ナトリウムが主成分のものを「酸素系漂白剤」としています。
ブランドなど、特にこだわりありません。
キッチンハイター、カビキラーが塩素系漂白剤の代表製品ですね!
一方で酸素系漂白剤はコストコのオキシクリーンじゃなくても、↑のような「過炭酸ナトリウム」って書かれたものであれば全然OK!主成分は変わらないので、効果に大差ないと思います。(泡立たせたいなら、台所用洗剤などの界面活性剤を少量入れたらOK)
可能な限り菌汚れ・着色汚れは「塩素系漂白剤」を使用
キッチンハイターやカビキラーなどの塩素系漂白剤の主成分が次亜塩素酸ナトリウムです。
この次亜塩素酸ナトリウムは、本当に強力な殺菌効果・漂白効果があります。
酸素系漂白剤とは効果が雲泥の差ということで、菌汚れ・着色汚れに困ったらまず塩素系漂白剤を使うことにしています。
次亜塩素酸ナトリウムが主成分のものなら、ホームセンターの安いプライベートブランド製品とかでもOK。
でも濃度の差はあるだろうから(パッケージには書かれていない)、薄さゆえに効果が薄いものもあるかもしれないとのことです。
そのへんは原液の色で判断してみてください(黄色っぽい色がついているものほど濃い)
「塩素系漂白剤」が使えないものに「酸素系漂白剤」を使用
塩素系漂白剤は効果が強すぎるので、菌だけでなくモノ自体をダメにしてしまうことが多々あります。
- 色柄物
- ウール、シルク、ポリウレタン、アセテート、ナイロンなどの化繊
- 金属
これらには塩素系漂白剤が使えないので、酸素系漂白剤を使用しています。
オキシ漬け流行ってますが、我が家では「致し方ない場合にだけやる」って感じです。
私は短時間なら塩素系漂白剤を金属に使っても問題ないって聞いたので、自己責任で排水溝(ステンレス)にもスプレーしてますよ。長時間になるとサビの原因になるらしいので、5分ぐらい放置したらよく洗い流してます。
まな板(プラスチック製)漂白と、排水溝のぬめり、布巾の消毒にキッチンハイターは欠かせません!
襟などの漂白にも、白であればガンガン塩素系使います。ベビー下着の汚れも直接スプレーシュッシュで気持ちいいぐらい速攻で取れますよ!
それぐらい我が家では酸素系漂白剤は塩素系が使えなくて致し方ない時にだけ使う存在です。笑
日常のお掃除にはアルコールとウタマロクリーナー
- アルコールスプレー(アルコールウェットティッシュも常備)
- ウタマロクリーナー
この2点以外、ほぼ使いません。
アルコールといえばパストリーゼが流行ってますが、日常のお掃除は↑こんなんで十分と思います。昔これ買ってました。
パストリーゼのような高濃度アルコールにこだわるなら↑これおすすめ。Amazon価格でパストリーゼの2倍量入っていて価格ほぼ同じですよ。評価も良いので、ぜひレビューも覗いてみてください。
うちでも除菌効果がしっかり欲しいときは、これぐらいの濃度のぽてお特製エタノール使ってます。
普段のお掃除はほぼほぼアルコール頼りで、アルコールだけで物足りない時にウタマロクリーナーも併用する感じ。具体的にはグリル周りで使うことが多いです。
この2つのいいところは、中性で使えないものがほとんどないところ(といっても避けた方が良いものはあるので、使用上の注意はパッケージご確認ください)
水拭きするより油汚れまでスッキリ取れるので、拭き掃除をしたいなと思ったらまずはアルコールで拭きます!除菌もできて一石二鳥。
うちではトイレにもアルコールスプレーを常備していて、トイレットペーパーに吹き付けたもので拭き掃除するのが我が家のトイレ掃除の基本です。
用途的にまめピカと同じ使い方になると思います。それゆえ、私にはまめピカを買う意味が見出せておりません…
重曹があればセスキ炭酸ソーダはいらない
重曹もセスキ炭酸ソーダもアルカリ剤です。
アルミなど傷めてしまうものが出てくるので注意が必要ですが、油や皮脂など酸性の汚れをよく落とします。
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいのが最大の特徴。
セスキ水を作ってお掃除スプレーとして使っている人よく見かけますが、私は拭き掃除でアルコールとウタマロがあれば不便を感じていないので、この2種類に絞ってます。
セスキは重曹に比べて強いアルカリ性なので、より酸性の汚れなどがよく落ちると言われています。
しかし「重曹」も「セスキ」も、加熱すれば同じ「炭酸ソーダ」という強さの増したアルカリ溶液になるのをご存知でしたか?
重曹もセスキも、溶かして加熱すると炭酸ソーダに変化する。そのため、熱湯に溶かして使ったり、溶かして煮沸したりする場合は、重曹・セスキいずれを使っても同じ効果が得られる。
ただし、炭酸ソーダに変化する際に出る泡は重曹の方が多いので、鍋のコゲ落としは重曹の方が効果がある(泡の力でコゲを浮かせる効果が、より期待できるから)
というわけで、換気扇パーツなど油汚れがひどいものを漬けおきするときは重曹に熱湯入れてます。驚くほど落ちます。ピッカピカ!
実は過炭酸ナトリウムも分解すると炭酸ソーダ(+過酸化水素)になるのですが、油汚れに過酸化水素の漂白効果はいらないので、オキシ漬けよりおすすめです!
なんといっても過炭酸ナトリウムより重曹の方が断然安いですよー!
重曹は溶けにくい=粒子が残りやすくクレンザーとして使えるところも好きです。
軽い鍋の焦げ落としは、重曹をクレンザーにするだけで十分取れます。シンクのお掃除するときも重曹を撒いてゴシゴシしてます。
固体のままでも何かと使いやすく、熱湯に入れれば強めのアルカリ剤にもなるので、私は重曹だけで十分やっていけてます。
水ピカなどのアルカリ電解水も流行ってますが、これpH12.5(5倍濃縮タイプはpH13.1)と炭酸ソーダ(pH11.2)を上回るアルカリ剤なので取り扱いには気をつけてくださいね。水だけ=安心ではないです。。。
我が家の掃除・洗濯アイテムまとめ
細かいこと言い出すとキリがなくて、実はもっとマニアックな溶剤が家にあったりするんですが、私が扱えている日常のお掃除に特化して紹介してみました。
オスバンなども最近流行っているようですが、効能がかぶっていて代用できるものも多いと思うので、知識をつけて自分に必要のないと判断したものは断捨離することをおすすめします。
(雑菌汚れは圧倒的に塩素系漂白剤推しなので、我が家ではオスバンを必要としていません)
ブロガー喫茶内でも洗剤類に関して何かしらの展開をしてみようと思ってるので、リリースできたら追記しますね。